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年収アップ

SES・客先常駐は年収が低い?抜け出す転職術【20代エンジニア】

頑張っているのに給料が上がらない…SES・客先常駐特有の年収の壁とその理由、そして自社開発・上流工程へ抜け出すための具体的な転職ステップを解説します。

20代転職ナビ編集部

更新 ・ 20代の転職・就職を専門に発信

「現場では頼られているし、技術力もついてきている。なのに、給料明細を見るたびにモヤモヤする」——SES・客先常駐で働く20代エンジニアから、本当によく聞く悩みです。毎月の請求額(単価)は決して低くないはずなのに、自分の手取りには反映されない。それもそのはず、SESは構造上、あなたと最終発注先の間に複数の会社が入り、その都度マージンが抜かれる仕組みになっているからです。これは個人の実力の問題ではなく、ビジネスモデルの問題です。だからこそ、いくら現場で頑張っても給与に反映されない構造の中にいる限り、モヤモヤは解消されません。この記事では、SES・客先常駐で年収が上がりにくい理由と、そこから抜け出すための具体的な転職ステップを解説します。

SES・客先常駐で年収が伸びにくい理由

SESの請求単価から、あなたの給与に届くまでには、自社の利益・管理コストに加え、案件によっては元請け・二次請けなど複数階層のマージンが引かれることがあります。同じ技術力でも、商流の階層が浅い会社にいるほうが、給与に反映されやすいのが実情です。たとえば月の請求単価が80万円でも、間に2〜3社が入ることで、エンジニア本人に届くのは半分程度になってしまうケースも珍しくありません。これは会社が悪意を持っているというより、業界の商習慣として根付いている構造です。

さらに、SESでは評価制度が現場と自社で分断されていることも年収が伸びにくい一因です。現場でどれだけ高く評価されても、その情報が自社の人事評価に正しく伝わらなければ、昇給に反映されません。現場と自社の橋渡し役である営業担当者の動き次第で、待遇に差が出てしまうこともあります。

SES特有のキャリアの壁

内容
多重下請け構造マージンが重なり手取りが伸びにくい
現場が頻繁に変わる専門性が積み上がりにくいことも
評価が自社に伝わりにくい現場での活躍が給与に反映されにくい
キャリアパスが不透明数年後の姿を描きにくい

特に「キャリアパスが不透明」という点は見落とされがちですが、深刻な問題です。現場を転々とするうちに、5年後・10年後にどんな役割を担っているのか、自分でも見えなくなってしまうことがあります。焦って動く前に、まずは自分がどんな専門性を積み上げたいのかを整理しておくと、転職先選びの軸が定まりやすくなります。

抜け出す3つの方向性

  1. 自社開発企業へ転職する:商流の中間マージンがなく、評価が給与に直結しやすい。開発したいプロダクトへの理解も深まりやすい
  2. 上流のSIer・元請けへ移る:同じ受託でも商流の階層を上げることで、単価と手取りの乖離を縮められる
  3. 事業会社の社内SEへ転職する:自社サービスの開発・運用に集中でき、腰を据えたキャリア形成がしやすい

どの方向性が向いているかは、これまでの経験や得意分野によって変わります。開発経験が豊富ならば自社開発企業、要件定義やマネジメント経験があるなら上流のSIerというように、経験を軸に選ぶのが失敗しないコツです。職種ごとの違いはITエンジニアの職種まとめも参考にしてください。

転職で評価される実務経験の見せ方

SESでの経験は「現場を転々としてきただけ」に見えがちですが、伝え方次第で大きな武器になります。担当した技術スタック・役割・成果を具体的に言語化することが重要です。複数の現場を経験しているなら、それぞれの現場でどんな課題に取り組み、どう解決したかを整理しておくと、面接での説得力が格段に上がります。「様々な環境に順応できる適応力」は、自社開発企業でも重宝されるポータブルスキルです。書き方の基本は経歴が浅い20代向けの職務経歴書の書き方を、年収アップ全体の考え方は20代エンジニアの年収アップ転職を参考にしてください。

転職活動を始める前に確認したいこと

応募先を選ぶときは、求人票の「自社内開発」「客先常駐なし」といった表記だけでなく、実際の商流・取引先構成まで踏み込んで確認すると失敗が減ります。「自社開発」とうたっていても、実態は特定顧客への準委任契約に近い形態だったというケースもあります。これは求人票だけでは分からないことが多いため、エンジニア特化のエージェントに内情を聞くのが確実です。

面接の場でも、可能な範囲で「開発体制」「意思決定の主体がどこにあるか」を質問しておくと、入社後のミスマッチを防げます。給与テーブルや評価制度についても、曖昧な回答しか返ってこない場合は注意が必要です。

よくある質問(FAQ)

Q. SES経験は転職で不利になりますか?
A. 不利にはなりません。複数現場で培った適応力や技術スタックの幅は、むしろ評価されるポイントです。伝え方次第で十分な武器になります。
Q. 自社開発に転職すると年収は必ず上がりますか?
A. 一概には言えませんが、中間マージンが減るぶん上がりやすい傾向はあります。複数社の求人で年収帯を比較するのが確実です。企業によって差が大きいため、思い込みで判断しないようにしましょう。
Q. 何年の実務経験があれば転職しやすいですか?
A. 2〜3年あれば「即戦力の若手」として評価されやすくなります。SE・エンジニアを辞めたいときもあわせて確認を。1年未満でも案件次第では評価されることがあります。
Q. 今の現場が好きな場合はどうすれば?
A. 無理に転職する必要はありません。まずは市場価値を確認し、選択肢を持っておくだけでも安心材料になります。今の現場の良さと、給与面の課題を切り分けて考えてみてください。
Q. 技術スタックが偏っていると不利ですか?
A. 特定分野に強みがあること自体はプラスです。ただし需要のある技術かどうかは事前に確認しておくと安心です。20代エンジニアの年収相場も参考にしてください。市場のトレンドは変化するため、定期的に情報をアップデートしておきましょう。

本記事は一般的な情報であり、特定の年収アップを保証するものではありません。転職の判断は、必ずご自身の状況を踏まえて慎重に行ってください。

頑張りが給与に届かないのは、あなたのせいではなく構造の問題。商流を変えるだけで、同じ実力でも見える景色が変わります。

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